葉酸はなぜ妊娠時に大切な栄養素と言われているの?

妊娠中はたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を、バランスよく摂取しなければなりません。

中でも、特に大切なのがビタミン類に含まれる葉酸です。葉酸は胎児の神経管閉鎖障害の危険性を軽減することが確認されており、厚生労働省も受胎前後から妊娠初期まで積極的な摂取を推奨しているほどです。

食品では、ほうれん草や枝豆、うなぎなどに多く含まれていますが、熱に弱い性質があるので、口に入る前に半分ほど失われています。

ほうれん草の場合ですと一日に7束食べないと適切な量を摂取できないのですが、これは現実的に見ると厳しいです。そのため通常の食事を基本としつつ、サプリメントを活用することも重要です。

1日の摂取上限量は1000μgですが、サプリメントの用量を守って摂取すればこれを超えることはありません。

葉酸は、何も妊娠中だけに必要な栄養素ではありません。生命を維持するために必要不可欠ですし、不足すれば貧血などの危険性が増すので継続的な摂取が重要です。

葉酸の摂取を厚生労働省が推奨しているって本当?

ビタミンB群の1つである葉酸は、妊娠中の女性には欠かすことのできない栄養素です。

なぜなら、母親の子宮内で赤ちゃんが大きく成長する際に必要な栄養素であり、葉酸の必要量が非常に増加します。もしも不足してしまうと、神経管閉鎖障害が引き起こされる可能性が高いのです。

しかし、日本人の食生活では摂取量が足りていないということで、厚生労働省は妊娠中の女性と妊娠を計画している女性に向けて葉酸の摂取を推奨するようになりました。

ただし、その基準値は1日400μg(0.4mg)と多く、また調理の際栄養素が破壊されやすく水溶性の栄養素であるため体に吸収されにくいということから、基準を満たすのは高いハードルとなっています。

そこで、厚生労働省はただ日々の食事からとろうとするだけではなく、食事以外でサプリメントから摂取するように推奨をしています。

ただし、サプリメントは食事と比べて吸収されやすいので、過剰に取りすぎることはしないよう気を付ける必要があります。

葉酸って何?どんな働きをするの?

葉酸はビタミンB群の仲間で、多くの働きがあり、生命を維持する上でなくてはならないものです。

まず、悪性貧血の予防効果があります。悪性貧血とは、通常の鉄分不足によるものではなく、赤血球が巨大になってしまうことにより起こる貧血です。

次に、DNAの成分である核酸が作られる時に働き、細胞の再生を助けます。細胞の再生が盛んな粘膜や、お腹の中の胎児にとって欠かすことのできない成分です。

また、心臓病や動脈硬化にも良いです。これらの原因の一つとして、ホモシステインというアミノ酸が血中に増えることが挙げられます。

葉酸は、ビタミンB12などと協力してホモシステインを他のアミノ酸に変えてしまうのです。

葉酸はどのように摂取すれば良いのかと言うと、食事やサプリメントになります。食品ではうなぎや、豚・牛・鳥の肝臓、ゆで枝豆等に多く含まれます。

意識しないと食べないような食品ばかりなので、注意したいところです。不足気味だと思った時はサプリメントも手ですが、サプリメントはあくまで補助として活用しましょう。

葉酸が多く含まれている食品

葉酸の多く含まれている食品は、動物のレバー類です。鳥レバーが一番多く、次に牛、豚と続きます。

レバー類は、ビタミンA(レチノール)の含有量が非常に多いです。しかし、ビタミンAの過剰摂取は胎児の奇形リスクを招くことがあります。

効率よく葉酸を取ることができますが、毎日摂取するのは危険です。妊娠中には貧血で悩まされる人もいますが、妊娠初期には赤ちゃんの脳や脊髄など大事な所を作る期間ですので葉酸がたくさん必要になります。

熱に弱いので、レバーやほうれん草を炒めて補おうと思っても必要量摂れないことがあります。

バランスの良い食事とサプリメントを併用することで、足りない分を補うことができます。

レバー類はビタミンAを多く含むので、過剰摂取をしないように、少量摂取するようにしましょう。レバーの臭みが気になる方は、牛乳に浸すと食べやすくなります。

レバニラ炒めや焼き鳥にして、おいしくいただきましょう。女性にとって重要な食品ですので、積極的に摂ることがおすすめです。